要望書・意見書
■最終更新 2016年6月29日
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2016年参議院議員選挙に際しての要望
2016年6月28日
総務大臣 高市 早苗 様
日本障害フォーラム(JDF)
代表 阿部 一彦
2016年参議院議員選挙に際しての要望
障害のある人の差別を解消していくという立場から、日本障害フォーラム(JDF)として 2016年参議院議員選挙に際して下記のことを強く要望いたします。
記
1. 障害のあるすべての有権者が、選挙権を行使できるように、不当な差別的取り扱いを受けることなく、合理的配慮を受けられるようにすること。
2. 選挙公報や、立会演説会、テレビ等の政見放送等について、情報保障を必要とする障害者に対して、しっかりとそれを提供すること。
(1)すべての政見放送での手話通訳及び字幕を付与すること
特に参議院選挙区の政見放送では手話通訳・字幕の付与が不可とされているため、
聴覚障害者が政見放送の内容をつかむことができません
(2)街頭演説での情報保障のための文字表示(例:要約筆記)を可能にすること
(3)投票所において意思疎通支援が必要とする障害者に対してコミュニケーションボードを
使う等で、意思疎通を図ること
3. 投票所においては、傾斜の緩い安全なスロープの設置など、様々な障害のある人が、投票しやすい環境を整備すること。
4. 言語障害などがあり、意思表明が困難と選挙管理委員会が認識する人について、 コミュニケーションをきちんと図れるヘルパーなどによる代筆を認め、むやみに投票権を放棄させるようなことがないように、最善を尽くすこと。
5.今後の選挙に向けて、地方公共団体の選挙管理委員会等における対応要領の策定を推進すること。
日本障害フォーラム(JDF)